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行間をよむ

名前に価値があるのではない。言葉に価値があるのではない。

彼女は言った「理想の自分には永遠になれない」

私は昔から向上心が人一倍強い子でした。

今の自分より、もっと賢く、もっと優しく、もっと素敵に、もっともっともっとm…といった調子で、いつも現状の自分に満足することができなかった。でもそんな自分に、いつもどこか違和感を感じていた。なんかこれ、間違ってない?って、思ってた。


しあわせか?と聞かれても、素直に首を縦にふれない自分がいた。



でもやっぱ実際は、幸せなんだとおもう。
いや、どっちだよ!って感じなんだけど。なんかしあわせっていうのは、すぐ側にあるものだと思うのです。しあわせに”なる”というより幸せに”気づく”という表現のほうがしっくりくる、みたいな感じ?


だけど、理解しているのと実感するというのはまた別問題で。
 

もちろん今あるものに感謝はしているのだけれど、それに満足する、ということは私にはまだできない。満ち足りているという感覚はないんだ。なにかが欠けているような気がするのです。それが悲しい。

そんな話をある人にしてみた。そしたら彼女はこう言った。

「もし理想の自分になれたとして、君は本当に幸せになれると思う?」

即答できなかった。

いや、ほんとはわかっていたんだ。もっともっと、と上を目指し、自分の理想にたどり着けたとしても、幸せになんてなれない、ってこと。というより、きっとそんなところへは辿りつけもしないだろう。理想の自分なんてそもそもどこにも存在しないのだ。

わたしはずっと姿形のない幻を追いかけていただけ。

そう気づいた瞬間、頭のなかでLady GagaのPerfect Illusion流れたよね。


Lady Gaga - Perfect Illusion (Audio)

 

It  wasn’t love. It wasm’t love.
それは愛じゃなかった、愛じゃなかった

It was a perfect illusion.

それは完全な幻だったわ
Mistaken for love,it wasn’t love.

愛と勘違いしてたの 愛じゃなかったの
It was a perfect illusion.

それは完全な幻だったわ

You were a perfect illusion

あなたに完璧に騙されたの.

 
ずっと気づかないふりをしていた。
だってそれを認めてしまえば私は路頭に迷ってしまう。

そんな私に彼女は言った。

「ただ、ありのままの自分を受け入れればいい」

「たとえどんなにあなたがダメな人間だとしても、私はあなたがすきなんだよ」

 
その言葉を素直に受け止められない自分がいた。私は自分のことをそれなりに誇らしく思っていたし、なかなかのナルシストやろうだと思っていたのだけれど。結局それは条件つきの愛でしかなかったのです。

◯◯ができるからすごい、◯◯ができるからすき、というのは皮肉なことに「何もできない自分には価値が無い」という裏返しでしかなかったんだ。そりゃ、もっともっとと上を目指しても意味が無い。底の抜けたコップに水を入れ続けてるようなもんだもの。



どうやら私は、水を入れるより先に、コップを修理する必要があるみたいです。