行間をよむ

名前に価値があるのではない。言葉に価値があるのではない。

ワクワクだけで生きられる?

 そんな帯の言葉と、素敵なデザインの表紙に惹かれて思わず手に取った一冊の本「EARTH GYPSY」

その本に出会ったのはちょうど一年くらい前だったとおもう。

当時のわたしはジプシーのような生き方がしたいなあなどと思っており、ジプシーという単語にセンサーがひっかかったのだろう。

これは嘘のような実話のおはなしなのだけれど「ワクワクだけを信じて生きるとどうなるのか?」という実験を双子の姉妹が始めるというストーリー。

わたしの大好きな本であるアルケミストが出てきてビックリしたのを覚えている。

そしてこの本はわたしにとっての前兆かもしれないと、心踊らせたものだ。

だけれどもそれはスピ本にありがちないつものことで現実逃避の一環みたいなもので。だから、しばらくその本のことはすっかり忘れていた。

 

だけど最近ひょんなことから、たくさんある本の中に埋もれていたそれを取り出すことがあって。誰かに薦めようとかそんな理由だった気がするが、それがきっかけで頭の片隅にその本が棲みついたのだ。

 

積読してる本や、図書館で借りてる本などがたくさんあって同じ本を読むほど暇じゃないと無視していたのだけれど、なんだか今日のわたしは疲れていて小難しい本を読むのもなんだか気が乗らなくて、

だからそんな理由で「EARTH GYPSY」を片手にミスドに行くことにしてみた。

 

汁そばとゴールデンチョコレートとカフェオレ

少し変な、だけどいつもとおなじ組み合わせ。

 

まあそんなことはどうでもいいのだけれど、本を読み出して何だか変な感じになったんだよ。

前と言っても、以前読んだ時から一年もたってないくらいだから話の筋も覚えてるし目新しさは何もないはずなのに、なぜか背中からゾクゾクとしてくる鳥肌のようなものを感じたり、なぜだか涙が止まらなくなったんだ。

前に読んだ時はそんなこと全然なかったのに、である。
不思議なこともあるもんだ、とぼんやりとおもった。

それは本の内容のせいとか感動しているとかそういうことではなくて、説明するのは難しいのだけれど自分の内側から出てきたものというか、どうして自分が泣いているのか自分でもよく分からない、そんな不思議なはじめての感覚だった。理由なき涙。

 

おわり。

EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)

EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)

 

 

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)