行間をよむ

名前に価値があるのではない。言葉に価値があるのではない。

映画「百円の恋」〜焦らずゆっくりいきましょ〜

なんとなく見始めた映画「百円の恋」が想像以上に面白かったので、忘れないように感想をメモメモしときます。

とりあえず安藤サクラがすごい。

うん、すごかったあ。すっごい自堕落な生活してるだらしない身体の主人公がねボクシングはじめてどんどん引き締まって良い身体になってくんだけど。ほんとにさ、もう別人だったよ!人間ってすごいですね。可能性無限大だあ

っていうか、演技がめちゃくちゃうまいの。ナチュラルなの!自然すぎて意味が分からないよ。

みんなキャラが立っててすてき。

もうね、全員キャラが濃ゆくて最高だったよ。

ちなみにわたしのイチオシは鬱なコンビニの店長と、「マジっすか!」しか言わないバイトの若い子だよ。かわいい。まともな人間はいないです。

村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」に通じるところがある。あの小説もホントすき。

みんな素敵なんだけれどその中でもやっぱり新井浩文演じる元ボクサーの狩野がすてきでした。クズだー潔いほどクズだよー

「なにぶりっこしてんだよ。ころすぞ。」 

「好きじゃねえんだよな。一生懸命なやつみるの。」

この2つの台詞が彼の性格を見事に物語っているよ。こういう人いるよね、わかる。嫌いじゃない、むしろ好き。すっごい人間らしくて。

今気づいたけれど、この映画がすてきなのは、たぶん出てくる人たちがみんなとっても人間らしいからだ。良くも悪くも。だからこんなにも惹きつけられるのかな。

映画の撮り方とかかってる曲が絶妙。

撮り方とかカメラワークとか難しいことは全然わからん。でもねなんかすきな感じだったのです。かかってる音楽もねなんか分からんけど絶妙によき。不思議なバランスでおしゃれ、みたいなそんな感じ。

映画っぽくないのがいい。

ほんとにリアルにありそうな話なんです。映画だったらこうなるでしょ!ってところでことごとく裏切られる。まあ現実はそんな甘くないよね。映画じゃないんだし。ってなるところまで再現されているのだ。お、おう…。ってなるシーンがいっぱいあったよ。そしてその度に引きこまれていったよ。

ゆるやかに成長していく。

みんなゆるやかに変わっていく。だって生きてるから。心配しなくても変わってく。

ドラマや映画みたいに派手なことはなにも起こらないけれど、だけど日常のちょっとしたことの中にヒントはたくさんあって、たまに答えを見つけたりして、見つけなかったりして、まぁそんな感じで生きてくんだ。

 


百円の恋 - [HD]映画予告編