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行間をよむ

名前に価値があるのではない。言葉に価値があるのではない。

たぶん昔の人はもっとロマンチストだったろう。

 

ラブレターを書いた。

 

人生ではじめての本気ラブレター。下書きに3時間くらいかけた、と聞けばどれくらいの本気度か分かっていただけるだろうか。ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返して、いざ書き出したらやっぱ気に入らなくなって、何度も書き直したせいで結局トータル4時間くらいかかった気がする。

伝えたいことを言葉にするというのは、とても難しい。

文字というのは言葉と違って何度もやり直せるからだろうか。

もっと適切な表現がある気がして思い悩んだり、できるだけ綺麗で纏まりのある文になるよう言葉のチョイスを変えてみたり。

 

そんなことをしていると、ふと「この時間はなんてロマンチックな時間なのだろう」という想いが湧き上がってきた。

結局のところ、伝えたいことはただひとつ「あなたを愛してます」ということだけなのにその言葉を伝えたいがためだけに色んな言葉で飾り立てる。

こんなに無駄でロマンチックで素敵な行為がほかにあるだろうか。

 

今は好きな人に会おうと思えば簡単に会いに行くことができるし、ほんの少しの勇気さえあれば直接会ったり、電話したりLINEでも「君のことが好きだ」と告白できてしまう時代。 

昔と比べれば、「告白する」ハードルはめちゃくちゃ低くなってる気がする。

確かに便利にはなったけれど、ロマンチックさは失われてしまったと思うとなんだか悲しい。

 

昔はもっとややこしいしがらみとか、身分の違いとか色々あって大変だったろう。そしてその不自由さがロマンチックを育てたのかもしれない。

 

昔の人たちが少し羨ましいな、と思ったりする夜なのでした。